ニッカの竹鶴さんに続いて、サントリーの鳥井さんの本を読む。こちらも〝NHK特需〟狙いでしょう。筆者は直木賞受賞作家の杉森久英。伝記ものが上手なのはわかるが、なんかまとまりすぎな感じ。
サントリーの広告上手のDNAは鳥井にあったのだな、と実感。銀座に行く人には香水を大量に買ってきてもらったり、外国に行く人には外国のたばこを買ってきてもらいパッケージだけをもらっていたとのこと。香水は瓶の形に、たばこのパッケージはデザインに着目。
先に読んだ竹鶴本と比べると事実関係で気になる部分もある。竹鶴本だと、竹鶴のスコットランド行きを鳥井は見送っているが、この本だと、ウイスキー作りを学んだ日本人の存在にその後に気づくような印象を与える。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2014年
- 感想投稿日 : 2014年9月2日
- 読了日 : 2014年9月1日
- 本棚登録日 : 2014年9月1日
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