孕むことば (中公文庫 こ 56-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年5月23日発売)
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本棚登録 : 69
感想 : 6
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タイトルが素敵だ。なぜか、ちょっと小池昌代を思い出したけど。
一番最後の表題のエッセイで、この本の成り立ちが語られている。
子育てに文学を盛り込んだエッセイを依頼された。筆者には以前、「嵐が丘」の新訳を引き受けることで、子供を持つことをあきらめようと思った、と書いたことがあったという。そこを出発点に、と編集者から後押しされる。
翻訳というフィルターを通すことが多く、そこは自分とは違うけれど、子育て、もしくは仕事と子育て、という点でうなずける点が多かった。
本の話が存分に盛り込まれ、しばし至福の時間を過ごせた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2012年
感想投稿日 : 2012年6月2日
読了日 : 2012年5月21日
本棚登録日 : 2012年5月21日

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