タイトルが素敵だ。なぜか、ちょっと小池昌代を思い出したけど。
一番最後の表題のエッセイで、この本の成り立ちが語られている。
子育てに文学を盛り込んだエッセイを依頼された。筆者には以前、「嵐が丘」の新訳を引き受けることで、子供を持つことをあきらめようと思った、と書いたことがあったという。そこを出発点に、と編集者から後押しされる。
翻訳というフィルターを通すことが多く、そこは自分とは違うけれど、子育て、もしくは仕事と子育て、という点でうなずける点が多かった。
本の話が存分に盛り込まれ、しばし至福の時間を過ごせた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2012年
- 感想投稿日 : 2012年6月2日
- 読了日 : 2012年5月21日
- 本棚登録日 : 2012年5月21日
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