よるとひる

  • 童話館出版 (2009年1月1日発売)
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本棚登録 : 192
感想 : 19
4

マーガレット・W・ブラウンと、レナード・ワイスガードによる黄金コンビの絵本。

意外にも評価が低くて驚いています。
ビジュアル的にとても美しいでの、飾っておきたい絵本とでも言えば良いでしょうか。

昼間が好きな白猫と、夜が好きな黒猫とが、それぞれの時間を体験します。

翻訳された方の腕の冴えというか、元がそういう表現なのか、とにかく美しい描写が続きます。
まるで詩のような昼と夜の世界です。
昼を知らないひとに、昼をどう伝えられるか、夜を知らないひとに夜をどう教えられるか、
しばし悩んでしまいました(笑)たぶん、どちらも全く出来ないでしょう。

夜の魅力を知った白猫は、黒猫とともに夜のしじまのなかを歩き回るという終わり方ですが、
これは当然とも言えます。
猫がおうちにいるひとなら、すぐ納得できますよね。

白と黒と黄色の絵が、裏表紙まで美しい一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・通年
感想投稿日 : 2010年8月31日
読了日 : -
本棚登録日 : 2010年8月24日

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