Amazonで星五つだからと言って、自分もそうだとは限らない。
子どもたちの反応が今ひとつだからと言って、その本がダメな本だとは
限らない。
また、子どもたちにウケたからと言って、その本が良書だとは限らないのだ。
同じ作者の【おこだでませんように】のレビューにも載せたが、これもまた
大人向けの絵本。
大人が書いた、大人ウケする子どもの姿を描いている。
夏休みのある朝の、仲良し三人組の男の子。
ラジオ体操の帰りにカブトムシを見つける・・
この導入がすごく良いだけに、その後の展開がなんだかあまりにもベタで
拍子抜けするほどだ。
結構面白いのに、共感できない。う~ん、もったいない。
そもそも、「ともだちっていいもんだ」という主題を、テキストで説明して
しまっているし。
そこはかとなく子どもたちに感じさせれば良いものを。
子どもにとって良い本とは何か、久々にその命題と向き合う結果になった。
お好きな方がとても多いようで申し訳ないが、読み聞かせの先輩さんたちは
決してこの本をお話会では使わないだろうなぁ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本・夏
- 感想投稿日 : 2016年7月17日
- 読了日 : 2016年7月17日
- 本棚登録日 : 2016年7月17日
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コメント 4件
あいさんのコメント
2016/07/17
nejidonさんのコメント
2016/07/19
あいさんのコメント
2016/07/20
nejidonさんのコメント
2016/07/20