138億年の音楽史 (講談社現代新書)

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  • 講談社 (2016年7月20日発売)
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感想 : 12
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とにかくスケールの大きい音楽史の本が新書にまとまっています。帯にも書いてあるとおり「圧倒的教養」という言葉がふさわしいと思えてしまうほど。なぜなら、人類の音楽史の本ではなく、この宇宙が誕生したときからの音楽史を語るものであるから。ビッグバンによりこの宇宙が誕生したときにも音があったという驚きから始まり、神の音楽から世俗的な政治や権力の音楽、さらには芸術としての音楽の解説、人間の細部における音楽の可能性まで、とにかく音楽が語りつくされています。すごく楽しく読めました。音楽がもっと好きになりそうです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文科学
感想投稿日 : 2016年12月1日
読了日 : 2016年12月1日
本棚登録日 : 2016年12月1日

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