真上から太陽が照りつけて、殆ど人通りのない、崩壊した国の道路を、私は大好きな資本主義の象徴のような、プラダの新作のラバーソウルのブーツで歩いていく。この空気を一世紀前、ドストエフスキーも吸ったのだ。もしかしたらトルストイやチェーホフや、プーシキンも!あたしの名前はロリータ℃。ロリータの温度、という意味。文豪たちのいた都市にふさわしくあたしも物語を語り始めよう。あたしの知っていた、ある多重人格者の探偵をきどっていた男の物語を。
あらすじ抜粋
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年6月17日
- 読了日 : 2010年6月17日
- 本棚登録日 : 2010年6月17日
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