好きだなー、この感じ。
10年もののコートを着ている人に憧れたり、会話がほどよく聞こえてくるぐらいのカフェが好きで、カウンターに座ってマスターとおしゃべりまではできなくて、ちょっと近くのホテルにトリップしてみたり、素敵な間取りのお店があったら自分がそこのオーナーになったときのことを妄想したり、若いときは年末年始は家族と過ごさなくちゃ!って躍起になって帰郷していたけど、今は自分の家の中に自分なりの小さなお正月を作っていて、こうやって家族は分裂増殖していくんだな、と思ったり、、、わかる、わかる~って感じです。
そして、終盤、「もう女子とは言えない」女3人でのフリーマーケットを開催。そこから更にまた夢は広がって。
一人暮らしを満喫しつつ、それでもやっぱりいつかは二人で、って締めくくられる。でもその視点も至極冷静で。ただ単によく言われるような「恋人がいれば楽しい」って決めつけじゃないの(だって、そこは、人それぞれの価値観だもの)。こういう理由だから、私は二人がいいなって、ゆるやかに思う、そんな終わり方がいいなって思いました。
読書状況:読み終わった
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本
- 感想投稿日 : 2012年9月13日
- 読了日 : 2012年9月12日
- 本棚登録日 : 2012年9月12日
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