85点の言葉―知的で口べたなあなたに (萬流コピー塾)

著者 :
  • 文春ネスコ (1989年4月1日発売)
2.80
  • (0)
  • (0)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 3
3

言わずと知れた糸井重里氏が主催するコピー塾。
テーマに沿ったコピーを塾生が考え、
その中で面白かったものを掲載しています(糸井氏のコメント付き)。
では、僕の金線に触れたコピーを抜粋しましょう!


〈受験生を励ます〉
『陽はまた昇るため一応沈む』
『目標を達成した君は素晴らしい。ひとに道を譲った君は美しい。』

〈弁当〉
『お百姓さんありがとう。知らないおばさんいただきます』
『やっぱり母ちゃんが買ってきた弁当はうめえや』
『粗大ゴミ亭主の弁当箱に、ゆうべ残った生ゴミを捨てる』

〈サイコロ〉
『うんころがし』
『これを机の上に置いて、あまり偉くならないようにしなさい』
『結婚前夜、「いつかきっと、あなたの役に立つことがあるでしょう」
と言って母は、いかさまサイコロを握らせた』
『筋金入りの受験生は7つめ以降の選択肢など無視しても当てる』
『正しい結婚相手の見つけ方(やけくそ編)』

〈手品〉
『妻は気付かなかったのに』
『父の手品は、にくめないけど腹が立つ』

〈地図帳〉
『直線距離では会社より実家のほうが近いとは』
『あなたのお宅お入れします-三省堂』
『地球侵略を狙う宇宙人のバイブル』
『あれはここだったのか』

〈使いすてカイロ〉
『マッチ売りの少女にもたせたい』
『わたしにどこをあっためといて欲しい?』
『なまはげのために、増量しました』
『又、課長の「今日は懐が暖かい」が始まった。
オチを知りつつ笑うのも大変だ』
『判決。持久力で缶コーヒーの負け!』
『キオスクの前で生まれ、家の中で死んでゆく』

〈成人する君に贈るコトバ〉
『時が加速を始める』
『君は既に棺桶に膝まで入っている』
『社会は君を必要としていない。つまり君は自由である』
『はしごを降りるのは、登るよりも怖い』
『細木数子のヌードを直視出来る強い大人になれ』

〈学生服〉
『冠婚葬祭もコレ一着』
『何かあったら大使館へ飛び込むか、学生服を着るかしなさい』
『処かまわずTPOをわきまえる』
『ミッキーマウス帽子がマッチする修学旅行帰り』
『セーラー服を見て、「かわいいなあ」は許されるが、
「たまんねえなあ」は反則である』
『やぁね、脱げばただのオンナよ』

〈ブランコ〉
『人事異動が決まった日、パパの手のひらに錆のにおいがした』
『真夜中、一人ゆれながら「みんないなくなっちゃえばいいんだ」
とつぶやく父を見た』
『じかにすわれなくなったわたしがいた』
『大人は夜にのる』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年5月22日
読了日 : 2010年4月2日
本棚登録日 : 2011年9月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする