勇気の花がひらくとき―やなせたかしとアンパンマンの物語 (フレーベル館 ジュニア・ノンフィクション)

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著者 : 梯久美子
たまもひさん ノンフィクション   読み終わった 

著者が「詩とメルヘン」の編集者だったとは! 知らなかったので驚いたが、その後すぐに、ああそうだったのかと深く納得するものがあった。小難しい言い回しや威圧的な言葉をまったく使わず、大上段の正義を振りかざしたりしない著者の姿勢は、やなせたかしさんや「詩とメルヘン」と同じだ。

作家として独立した著者が、なかなか仕事がなく苦労していた時代、やなせさんはさりげなく手をさしのべてくれていたそうだ。これは、間近でそういう経験をした人だからこそ書ける、あたたかい評伝だ。やなせたかしさんは、肉親との縁が薄く、つらいことの多かった人生だったということを、亡くなってから知った。本書は、それでも常に前向きに、正しいと信じることを大切に生きた、やなせたかしさんの姿をくっきりと描いている。

レビュー投稿日
2017年9月14日
読了日
2017年9月12日
本棚登録日
2017年9月12日
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