1955年。原水爆と放射能に対して強い恐怖を抱く主人公。
この60年間は、映画の中同様、誇大妄想と一笑に付され、黒澤の訴えもあまり効果もなく、この映画さえあまりおもしろくない。
特殊メイクと演技力で黒澤組役者を使い回ししているのも、予算の関係だろうか。
映画監督というより、舞台の演出家という感じがする。
それにしても、2011年の福島原発事故を受けて、再び三船敏郎扮する主人公の思いが現実味を帯びてくる・・・・。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
黒澤明
- 感想投稿日 : 2012年7月28日
- 読了日 : 2012年7月28日
- 本棚登録日 : 2012年7月28日
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