「いのち」と「こころ」の教科書: 手塚治虫からのメッセージ

著者 :
  • イースト・プレス (2007年11月16日発売)
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本棚登録 : 62
感想 : 9
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手塚治虫作品の中から、考えさせられる物語が、8編、納められている。
特に「聖なる広場の物語」は、衝撃的だった。

ユーモラスな場面を織り込みながら、自然な流れの中で最終的に普遍的なテーマに持っていく、マンガとしての魅せ方、展開は本当に見事。

監修者の谷川彰英筑波大学副学長は、道徳教材として活用することを勧めているが、確かに心をゆさぶられる物語が多い。ラストのコマの絵が訴えかけてくるメッセージは、絵とセリフとナレーションという、マンガならではの表現だからこそ、胸に迫ってくるものがある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ
感想投稿日 : 2016年8月4日
読了日 : 2016年8月4日
本棚登録日 : 2016年8月4日

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