須賀敦子が、夫ペッピーノとともに愛読した詩人ウンベルト・サバの故郷トリエステを、夫亡きあと訪ねた際に綴った表題作に始まり、ミラノ在住時代の思い出が綴られた回想録。
独特の色彩感覚が感じられる卓越した情景描写とともに、貧困層・外国人・ユダヤ系住民など、イタリア社会の片隅で生きる人々の暮らしが、須賀さんならではの視点で描かれています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
須賀敦子著書
- 感想投稿日 : 2010年4月21日
- 読了日 : 2010年4月20日
- 本棚登録日 : 2010年4月20日
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