「嵐が丘」の翻訳をされたときの、現地に行った話とかいろいろな考察がおもしろかった。わたしは児童文学で読んだきり忘れていて、「嵐が丘」にたいして思い入れがないのであれだけど、好きな人ならすごく興味深いのでは。「嵐が丘」を訳すことになって、子どもを産むことをあきらめた、っていう話には、なんだか胸をつかれるような気が。その後、無事に出産されたようで、ほんとうによかったなー、と人ごとながら。それにしても、翻訳家って、翻訳について語ることが多いような。小説家はどう書いたかとかどこで苦労したかとか、めったに語らない気がするけれど。そして、それにしても、翻訳家って変わった人が多い感じが。変わってるからエッセイを出すに値するのかもしれないけど。
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- 感想投稿日 : 2008年12月18日
- 読了日 : 2008年12月18日
- 本棚登録日 : 2008年12月18日
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