香山リカさんが20代前半のころの自叙伝のような、どうサブカルチャーにかかわってたか、みたいな話で、すごくおもしろくてほとんど一気読み。図書館で借りたんだけれど、買えばよかったかな、と思うほど。 香山さんがここまで深くサブカルとかかわっていたとは知らなかった。すごいー、というのが単純な感想。あまり事情に詳しくないわたしは、まったくきいたこともないような話も多かったけど、それでもおもしろかった。それぞれが見ていた風景はまったく違うって書いてあって、わたしもそう思うけれど、香山さんが見ていた風景が臨場感たっぷりであざやかに目に浮かぶ感じで。 読んでいると、当時から香山さんってやっぱり頭もいいし、行動力もあるし、そうそうたる人々のあいで認められていたんだなーとわかるけれど、自分ではまったくそういうふうには思っていない書き方で。客観的というか冷静というか、得意ぶるようなことはまったくなく、むしろ自虐的だったり、そういう書き方もわたしは好き。懐かしがったり、昔はよかった、みたいでもないところも。ほんとうにYMOファンだったんだなあってわかるようなところはとってもキュートだ。。。 あと、実の弟さんが書いている年表も、香山さんの素の姿が見られるようでおもしろい。
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- 感想投稿日 : 2008年6月18日
- 読了日 : 2008年6月18日
- 本棚登録日 : 2008年6月18日
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