すごくおもしろかった!!
「大人っぽくていい感じの字が書けるようになりたい」と思った著者が、漫画家や文筆家や普通の人々の文字を調べたり、その人々に話をきいたり、美文字練習帳をやってみたり、ペン字教室に行ってみたり、文字の流行を検証してみたり、文豪の字を比べたりともりだくさんな内容。
(わたしも著者と同じく、字が下手というか子供っぽすぎると思っているのでいろいろとても共感。わたしの場合、まさしく、丸文字の流行に乗って、中学時代に今思えば恐ろしいほどの丸文字を書いていたのがいけなかったかと。そのあとも、ただきれいな習字みたいな字なんてつまらない!と本気で思っていて、わざとクセのある字を書いていたら、ものすごく字が下手になっていたという。。。まあわたしの話はどうでもいい。)
読んでも字がうまくなるわけではないけれど、文章にユーモアがあってフッと笑ってしまう感じで、読んでいて楽しかった。こういう文章好き。なんとなく宮田珠己さんの文章にも似ているような。
そう、ただ美文字ならいいってものじゃなくて、「いい感じの」字が書けるようにわたしもなりたい!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年6月20日
- 読了日 : 2017年6月20日
- 本棚登録日 : 2017年6月20日
みんなの感想をみる