呂布。どんな三國志でも、序盤の魅力はやはり、彼だろう。
マザコンであり戦士である彼の、母や揺、陳宮、黒騎兵、胡郎との会話や触れ合いは、油断すれば涙が出てくるほどに心を揺さぶられる。彼にとっての董卓や丁原を見ていればより一層。
呂布と陳宮の関係は何というべきなのだろう、友情と言えるのだろうか。「士は己を知る者のために死す」という言葉からすれば、形と逆転して呂布が陳宮に仕えているように見えなくもなく、実際陳宮を救いに行って呂布は死ぬ。まぁでも、互いが互いを大事に思うという点から見れば、やはり『友』というのが一番近いのかもしれない。
自己投影するには難しい呂布(まぁするんだけど)の側で共に戦う陳宮を見て一番強く思うことは「羨ましいぞ、陳宮」ってところじゃないだろうか。
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- 感想投稿日 : 2012年6月6日
- 読了日 : 2012年6月6日
- 本棚登録日 : 2012年6月6日
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