お馴染み、大好きな楡さんの小説。
文庫になるまで待ち切れず、図書館で発見して即読破。
今回のストーリーは、商社の部長にまでなった主人公が、
つまらない失敗から子会社に出向になり、
思い切って会社をやめ地元の錆びれた田舎町を再生する物語。
年収2500万円の商社マンから、負債150億円の村長へ。
多大な負債という足枷がある中、主人公は田舎町を
老人が快適に住める住環境(プラチナタウン)へと変貌させてゆく。
著者の再生へのアイデアもさることながら、
個性的な人物設定など読みどころは満載です。
人は、ついつい自分の周りの環境や制約のせいにして、
「もうどうしようもない」と思ってしまいがちですが、
これを読めばブレイクスルーへの足がかりがつかめるかもしれません。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年8月25日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年8月25日
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