とある噺家の元にそれぞれの悩みを抱えた人々が集まり、落語を練習する事になりー。
みんなそれぞれの立場や人生、想いがあって、それらにほんのちょっとずつでも向き合っていく姿が丁寧に描かれていました。何もかも全てまる!という訳じゃないのが、逆に真実味があってよかったです。最後の最後、ラストを読み終わった後、本を閉じたら温かいお茶の絵の背表紙が目に入り、気持ちが穏やかになりました。旨味のあるお話でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年6月24日
- 読了日 : 2013年6月24日
- 本棚登録日 : 2013年6月23日
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