食堂かたつむり

著者 :
  • ポプラ社 (2008年1月17日発売)
3.63
  • (743)
  • (1306)
  • (1409)
  • (260)
  • (76)
本棚登録 : 7818
感想 : 1551
4

かわいい表紙だけど、かわいくておいしそうなだけの話じゃない。
自分が食べることの大切さを忘れてたことに気付く。
食べることは生きることで、食べ物はいのちそのものっていう、普通のことを忘れてた。

文章は女の人らしくふんわりしていてとっつきやすい。でもちょっと書き慣れない感じもあって、小説としては展開がちょっと強引だったりしなくもないんだけど、このテーマがすごくいいので面白い。
エルメスの運命は出てきた時点でだいたいわかってるんだけど、いざそのシーンはさすがにヘビーだったす。でもここが一番書きたかったことなんだろうから、目をそらしてはいかんのだよな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年6月27日
読了日 : 2008年5月18日
本棚登録日 : 2012年6月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする