相性どうかなぁ……と一抹の不安を抱きながら読んだんですが、
やっぱり宮緒さんとは相性が悪いようです。
ファンタジーが好きなのですが、BL界での需要っていまいちなので、
ファンタジーと知ると、地雷かもしれないと思いつつ買ってしまう。
で、今回も宮緒さんお得意の犬ネタでしたが、前回、前々回に
比べたらマシ、というくらいで個人的に攻に好感が持てない。
受の設定や世界観が魅力的だっただけに、その点が非常に
残念でした。
執着攻もヘタレワンコも大好物なのに、何故かこれらが
ドッキングする宮緒犬は苦手なんですよね……。
自分は犬だ犬だ言いながら、全然犬っぽくないというか、
ごめん犬ってこんなバカじゃないから……と思ってしまう。
良かった点は受のクリスティアンとブランカとの絆。
最後のオチにはそうくるか!
と、ずっこけました。
君主と犬のうんぬんよりも、もっとブランカとの暮らしを
読んでいたかったです(BL的萌えはないとしても)
今回の本で宮緒さんの積ん読は消化しきったと思うので、
今後は様子見の作家さんになりそうです。
イラストはとても綺麗でした。
レーターさん自体は好きなのですが、今回は文章とあってない気も……。
百合百合しい感じが両方受っぽくなっているというか、
それも含めて余計に攻が犬に見えない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
宮緒葵
- 感想投稿日 : 2014年10月21日
- 読了日 : 2014年10月21日
- 本棚登録日 : 2014年10月21日
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