瓶詰の地獄 (角川文庫) [Kindle]

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  • 読者を幻魔境へと誘い込む短編集、奇書を目前に履修■「瓶詰の地獄」始めは二三一派だったのだが、再読すると二一三派に転向「人の顔」何を見ているのか…見えているのか?「死後の恋」ロシアの話には、ロマノフ王家がよく出てくるが、雰囲気よろしの良作。私は否や派です「支那米の袋」こちらはロシア娘の独白です、米軍よりも恐ロシヤな良作「鉄鎚」真実は?軽いピカレスクロマンで良作「一足お先に」からかさ小僧の目眩く姿が頭に浮かぶ良作です「冗談に殺す」万能感に溢れた主人公■表題作がベストですが良作揃いでおすすめ(1928~30年)

  • 短編小説なのでサクサク読める。タイトルにもなっている瓶詰の地獄はどんでん返しがすごいのでおすすめ。

  • 「瓶詰の地獄」★★★
    「人の顔」★★★
    「死後の恋」★★★★
    「支那米の袋」★★★
    「鉄鎚」★★★
    「一足お先に」★★★
    「冗談に殺す」★★

  • ふだん何を考えていればこんな文章が書けるんでしょうか。
    どれも変態的でおもしろかったけど、特に印象に残ったのは『支那米の袋』と『一足お先に』。

  • 夏休み仕様のお洒落表紙とタイトル、そして無害そうな著者の名前でジャケ買いしましたが、とんでもない方向に予想を裏切られました(笑)。若干刺激が強すぎるきらいがありますが、粉う事なき純文学。文体、筆致、テーマともに久々の重量感でした。この夏は幸先がいい…と思います。

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著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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