老いてゆくアジア: 繁栄の構図が変わるとき (中公新書 1914)

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  • 中央公論新社 (2007年9月1日発売)
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少子高齢化の課題は日本だけでなくアジアにも同じ問題を抱えている。

アジアは今まで人口ボーナスの効果で経済発展し繁栄できた。でも、高齢化が加速する現実に直面して今後は楽観視できない。という内容を各国の人口データと統計で解説した内容。

漠然と好景気高成長のアジアと予想してたが、ことはそう単純ではない。とくに中国では少子高齢化(というか一人っ子政策の後遺症)に伴い社会保障費の増大も見込まれる。アジア各国の人口推移や世代間格差がどういった政治的経済的リスクをもたらしてこれから顕在化してくるのか。これらを見通す上で最適な内容。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2013年2月23日
本棚登録日 : 2012年8月12日

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