新卒でアクセンチュア(当時はアンダーセンコンサルティング)に入社し、最初にアサインされたプロジェクトで直属の上司だった西村さんの著書。
アクセンチュアによる世界のハイパフォーマンス企業500社の調査分析に基づき、不況後のグローバル経済で日本企業が再びリーダーの地位を得るための具体的なポイントが書かれている。
グローバルでのマネーの動き、新興市場のローエンドを狙うべきという主張など、昨年末(2010/12)に発行された大前研一氏の「お金の流れが変わった!」の提言と重なる部分が多く、興味深い(本書はそれより一年以上前の2009/11発行)。
ハイパフォーマンス企業での事例はもちろん、アクセンチュア自身の取り組みなども豊富に含まれており、机上の空論ではない説得力がある。
グローバル経済の流れを読みつつ、日本経済復興への道筋を見極める上で非常に参考になる一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2011年2月4日
- 読了日 : 2011年2月3日
- 本棚登録日 : 2011年2月3日
みんなの感想をみる