極限まで情報化された未来社会の真に迫った描写に、もしかしたら本当にこんな世界が実現するかもしれないと思ってしまった。しかし、結末は気に入らない。「死んだ後のこと」という考えには、なぜか興が醒めてしまう。「多分この山には情報剤が撒かれている。」という一文(160ページ)を読んで、ボブ・ショウの「去りにし日々、今ひとたびの幻」が思い浮かんだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2017年9月24日
- 読了日 : 2013年10月6日
- 本棚登録日 : 2017年9月24日
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