重松清は最初から、この最終巻を考えて8話のシリーズを書いていたのだろうか。はじめは自らの筆力への挑戦のつもりで書き始めたはず。終わってみれば東電OL殺人事件の被害者へのレクイエムとも読めるような小説に仕上がっている。それでも官能小説の枠の中に収めているところが上手い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
重松清
- 感想投稿日 : 2013年3月4日
- 読了日 : 2013年3月4日
- 本棚登録日 : 2013年3月4日
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