戦国秘譚 神々に告ぐ(上) (角川文庫 あ 40-1)

  • KADOKAWA (2002年10月25日発売)
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感想 : 15
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本書は、「信長燃ゆ」の前編にあたる作品。主人公は、「信長燃ゆ」でも朝廷の黒幕として打倒信長に奔走した近衛前嗣(後の前久)。
衰微激しい朝廷を、幕府と一体となって復興せしめようと目論む前嗣の、政敵との激しい権力闘争。三好長慶及びその家令、松長弾正に都を追われ堅田に逼塞している盟友、足利義輝。前編は前嗣の画策により将軍義輝が挙兵するまで。物語に妙味を加えているのは、祥子内親王とのただならぬ関係。前の帝、後奈良天皇より婚儀を禁じられ、その交わりが前嗣に相手の心を読む能力をもたらす。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2016年3月22日
読了日 : 2016年3月23日
本棚登録日 : 2016年3月22日

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