オリンピックの身代金(下) (角川文庫 お 56-4)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年9月23日発売)
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感想 : 203
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下巻は、東京オリンピック開会式当日まで、物語は比較的淡々と進む。主人公島崎国男が、感情の起伏の少ない、一種諦観にも似た冷静な人物として描かれていているからか、余り感情移入せずに読み進められる。予想できた結末だが、オリンピックに希望を託した当時の人々の高揚感や、その犠牲になった社会底辺の労働者に思いを巡らせ、感慨深かった。読んで良かった!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2016年2月29日
読了日 : 2016年2月29日
本棚登録日 : 2016年2月21日

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