武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)

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  • 新潮社 (2003年4月10日発売)
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金沢藩で代々御算用者を勤める猪山家の武家文書に含まれていた、約37年(1842年~1897年)に亘る詳細な家計簿をひもといて、武士の暮らしぶりや、幕末維新の激動期を武士たちがどう乗りきっていったかを検証した書。
下級武士ながら、技術者として精勤に励み、金沢藩で頭角を現した代々の猪山家当主。手に職を持っていたがゆえに、明治政府にても重用されて難局を乗りきることができた猪山家。ある武家の数代に亘るファミリーヒストリーがリアルに描かれていて、とても興味深かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本史
感想投稿日 : 2017年8月14日
読了日 : 2017年8月14日
本棚登録日 : 2017年8月14日

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