第一次世界大戦史 - 諷刺画とともに見る指導者たち (中公新書 2368)

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  • 中央公論新社 (2016年3月24日発売)
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長大な西部戦線、東部戦線。塹壕戦、毒ガス兵器、兵士の大量殺戮が行われた長期消耗戦。第一次世界大戦のイメージがざっくりと掴めた。途中までドイツがかなり優勢だったこと、精強なドイツ軍に対して、他のヨーロッパ諸国の軍隊がかなり弱かったこと、ドイツは完敗したわけではなく余力を残していたこと、敗戦国への不当ともいえる厳しい要求が第二次世界大戦の原因となったこと、君主が実権をもつ国はいずれの国も君主に大なり小なり振り回されたこと、などは興味深かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 世界史
感想投稿日 : 2016年7月19日
読了日 : 2016年7月19日
本棚登録日 : 2016年7月18日

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