蘇我入鹿 落日の王子(上) (文春文庫 く 1-19)

著者 :
  • 文藝春秋 (1985年4月25日発売)
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聖徳太子が無くなり20年。蘇我蝦夷の力で、推古女帝の後を田村皇子(舒明天皇)が継ぎ、さらにその後を皇后である宝皇女(皇極女帝)が継いだ頃。大王(天皇)は神祇を司るに最高司祭官に過ぎず、大臣蝦夷やその子、大夫入鹿が政治の実権を握っていた時代。一方、唐からの留学生が帰国し、新しい息吹吹き込んで社会変革を予感させる。皇帝たらんとする入鹿の野望。ちょうど、「はるかなる大和」の後の時代にあたり、話が結構繋がっている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2013年12月7日
読了日 : 2013年12月7日
本棚登録日 : 2013年12月7日

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