今のままでよいのか問い直す, 2004/10/5
サラリーマンとして会社のために働く。それは普通の日本のサラリーマンの姿だと思う。しかし、本当にそれでいいのか考えさせられた一冊。
著者も最初は滅私奉公的に働いていたようだが、ある時から「好きなことだけやる」事を実践し、そこで青色ダイオードという製品化に成功している。
やはり、好きなことをやる事は、たしかにわがままなのかも知れないか、そういった要素も企業には必要だと思う。
また、こういったことを認めた経営者(会長)が居た事も、ビックビジネスを成功させる秘訣なのかも知れない。
また、研究者として、日本の研究体制、序列の問題などにも意見を述べている。やはり日本は古い習慣が抜けきらないのだろう。アメリカに行ったのはそのせいかも知れない。
また、著者は、出身の日亜科学工業と特許をめぐり裁判中であり、喧嘩別れしたような印象を持っていたが、本書を見ると、ずっと会社の利益を考えてきたようであり、研究を続けたい思いでの転職だったように思えた。
サラリーマンなら会社との付き合い方、学生なら今後の自分の進路を考える上で参考になる本だと思う
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- 感想投稿日 : 2009年7月18日
- 本棚登録日 : 2009年7月18日
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