レイヤー化する世界

著者 :
  • 佐々木俊尚 (2013年6月26日発売)
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感想 : 28
3

* 中世
* 帝国
* 民族
* 近代
* 国家
* 国民
* 未来
* 場
* レイヤー
* 共犯関係
* キーになる考え方
* ウチとソトを形成することにより、ウチのなか(例えば、国等)の繁栄を目指してきて、実際に人類は発展してきた(中世→未来)
* 未来には、そのウチとソトという境目はなくなり、シームレスに世界は動き始める
* したがって、内側で繁栄するという活動はこれまでのようにできなくなり、そのような発展の方法だけでは、今後の発展は難しい。
* これからは「場」と「レイヤー」という考え方が台頭してくる
* 場とはFaceBookなどを始めるプラットフォームのようなもの、そこではすべての動きがプラットフォーム開発者にフィードバックされている
* レイヤーとは、人間それぞれのステータスや活動なのど、その人を形作っている様々なモノである(テニスサークル、会社の同僚、学校の友人など)。
* これまでウチとソトでつながっていた・分かれていたという関係性は、ウチソトの境目がなくなることによりこのレイヤーでつながることとなる。また、このつながりはゆるいものとなる。
* 自分とは、幾重にも重なるレイヤーのすべてを通した光のようなものになり、我々はその光がどのようになっているのか、常に確認する必要があるのではないか。
* また、その「場」というプラットフォームの開発者に情報をとられていることを嫌うのではなく、その利用するからゆえに得られるメリットを十分に活用することが今後必要なのでは?=共犯関係。



* 思うこと
*
* 自分を構成する幾重ものレイヤーを、透き通る光、というものが自分であるというワードは、とてもしっくりきた。これを自分のなかで見つめ直しつづけ、独立していくということが大事なのだろう、アイデンティティーになるのであろうと、感じた。
* ウチとソトという考え方もおもしろい。というか、これまでただ単に「古い考え」だと思っていた、ものに新しい言葉が与えられた気がする。しかし、この考えがただおkということではなく、その内側で繁栄されるというメリットもよく考えることが必要。全く専門がない、というのもいかがなものかという意見がある。
* 個々人として、光を考えていくとなると、モチベーション、目標、目的がどれほど大事になっていくことか。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年1月27日
読了日 : 2014年1月23日
本棚登録日 : 2013年10月14日

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