幕末に関していろいろ本を読み始めてから(特に初歩的な本が多かったのですが)感じていたさまざまな疑問が半分ぐらい氷解しました。
そして、「歴史って(勝者によって)こうして作られるのか~」ということもわかりました。
「吉田松陰ってすごい人」っていうのは後世で薩長が自分たちを正当化した歴史のために祭り上げられたとか、
奇兵隊はならず者の集まりとか、しかも高杉晋作ははならず者の親玉とか・・・なんとなく感じていたことを半ばボロクソに近いぐらいの書き方でした。これ大丈夫かしら?と本気で心配します。
攘夷を唱えながら御所を襲撃するという論理思考はわけわからん、という意見には賛成。
ただ、薩長が仕切ったせいで太平洋戦争の悲劇が起こったというのは言い過ぎというか飛躍しているような気がします。これについてはここに至る思考プロセスをもうちょっと詳しく書いてほしいですが別著にしたほうがいいんでしょうねきっと。
これ登録の際に知ったのですが、「明治維新の過ち」会津版というのも出ているのですね。そっちも読んでみたいです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2015年4月18日
- 読了日 : 2015年4月18日
- 本棚登録日 : 2015年4月18日
みんなの感想をみる