八日目の蝉 (中公文庫 か 61-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年1月22日発売)
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感想 : 2379
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不倫相手の子供を誘拐して愛するというのは、衝撃的な内容だけれどもわざわざ不倫相手の子供を誘拐するほどなら嫉妬、怒り、悲しみなんかもありそうなのにそういう部分がそぎ落されていて、ドロドロ暗い、重い部分が無くさらっと母の愛を感じて読める不思議な物語。
現実的には誘拐した子供の人生も家族ぼろぼろにしている事が,愛と呼べるのか?
どちらかといえば狂気、復讐だけど現実性はあまり考えないで読んだほうがいいように思う作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年10月28日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年10月28日

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