夜の街で出会ったレイモンの強烈な男らしさに惹かれ、性急に婚約までしてしまったケイティ。この結婚は、華々しいキャリアを捨て去ることを意味する。なにしろ彼は、プエルトリコで農業を営んでいるのだから。でも、彼の知性や高貴な物腰、そして完璧なエスコートは、全くその肩書きにそぐわない。“あなたはいったい何者なの?”不安を募らせるケイティに対し、彼は言葉と態度で真摯な愛を示し、ケイティにも愛の言葉を求めてきた。だが、すべてを溶かす魔法の言葉は、彼女の喉もとで凍りつく―愛しているとわかっているのに。
自分が隠し事をしているのに、ヒロインにだけ誠実さを求めるヒーローって。しかもヒロインはヒーローを気遣ってしたことだというのに。そんなに男のプライドが大事かと。カトリックな場面もあって、ちょっと微妙。なんでも話せばいいってもんじゃないだろうと、日本人は思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
一目惚れ
- 感想投稿日 : 2009年9月20日
- 読了日 : 2009年9月20日
- 本棚登録日 : 2009年9月20日
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