ひそやかなロマンス (ハーレクイン文庫 31)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン (2006年3月1日発売)
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感想 : 1
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「コンピューターで結婚相手を探すなんて、いんちき商売です」グレアム・ルファージが経営する会社に、挑戦状ともとれる痛烈な批判の手紙が届いた―入会申込書つきで。書類を見て、グレアムは驚いた。手紙の主のクレアという女性は何から何まで僕の理想だ。グレアムは彼女に架空の男性を紹介し、その男になりすましてメールでデートを楽しむことにした。予想以上に二人の相性はぴったりで、恋はいっきに燃え上がる。だが思いが募るほど、グレアムの苦悩は深まる一方だった。クレアに会いたい。でも、この顔を見たら彼女は…。

嘘はイクナイ! って感じ。<br>
ずっと一緒に生きていきたいと思うなら、決定的な嘘をつくのは許されない行為だと思う。その点でヒーローはマイナス。しかも勝手にヒロインと愛し合うことを決めているし、強引過ぎ。まあ、ヒロインのほうも会った途端にセックスアピールを感じているので、どっちもどっちであるけど。<br>
ヒロインの「真の愛とは人を許すこと」というのは立派だし、結局は惚れてしまえば、ということだろうけど、やはり因果応報、ヒーローにはなにかしらの報いを受けて欲しかった。ビルボードで愛を告白するとか、プレゼント攻勢などのように、いかにも金持ちの考えそうなことではなく。真摯に許しを請い、そして愛を得て欲しかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事関係
感想投稿日 : 2009年2月25日
読了日 : 2009年2月25日
本棚登録日 : 2009年2月25日

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