魅惑の独裁者 (ハーレクイン文庫 190)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン (2008年11月1日発売)
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3週間前に亡くなった父が、多額の借金を遺していた…。寝耳に水の知らせに途方に暮れていたサマンサだったが、せめてもの気分転換にと叔母に強く誘われ、旅に出ることにした。連れていかれた先は、シドニーの高級住宅街にある豪華な邸宅。あまりの優雅さに目を奪われていたとき、屋敷の主が姿を現した。アレックス・ニコラオス!父がお金を借りていた大富豪だわ。黒い瞳のギリシア人は彼女を書斎に招き、衝撃の事実を告げる。生前、君のお父さんは約束した―借金の形に大事な娘を託すと。返済が無理なら今すぐ僕と結婚し、僕の子供を産んでもらおう。

傲慢とか、強引とか、利己的とか、超越した最低のヒーロー。<br>
さすがに今どき人身売買はないだろうと奥付を見たら1986年の作品で、二十三年前ならそういう設定もありだったのかも。せめて先に一目惚れシーンでもあればマシだった。<br>
そしてヒロインも唯々諾々と従う必要性が感じられなくて違和感。養わなければならない人でもいるならともかく、そうじゃないなら脅迫されたと警察に駆け込むくらいのことはしても良さそう。だいたい親の借金の返済義務は子供にはないと思うのだが、オーストラリアでは違うのか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 契約(偽装)結婚
感想投稿日 : 2009年1月21日
読了日 : 2009年1月21日
本棚登録日 : 2009年1月21日

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