巻数が進めば進むほど世界観についてゆけなくなったNo.6だったけれども、魅力的なキャラが多く、彼らを最後まで見届けたかったので最終巻まで読みきった。先日、外伝とも言える本作を発見したので、やはり「彼ら」のその後が気になって手にとって見たら。
あーあ、あさの先生やらかしちゃったなぁ。この展開では、続きやります宣言をしたにも等しいよねぇ。
という感覚がありありと。
イヌカシとネズミの出会い編や、ネズミの過去編はそれで良い。とやかく言われている「紫苑の日々」も、私的にはアリだと思っている。紫苑は再建のためにどんなに卑怯な手段をとることになろうとも、ネズミとの約束は絶対に忘れないだろうし、そのために葛藤する姿が楽しみ。
問題は紫苑の父をなぜ今ごろ登場させる? ということ。紫苑が1歳の時に蒸発してしまったという父は、もし使うなら本編で登場させるべきだったところを、外伝で初登場。しかも、今後の紫苑に絡みそうな予感を残すってどうゆうことですか、と思った。
紫苑父の性格は酒と女に弱い力河に似ているが、それにプラスして漂泊癖があるらしい。どことなくジンに似ている。もちろんHUNTER×HUNTERのね。(そうすると紫苑とネズミはゴンとキルアなのか)
そういう問題大有りの父親を再生中のNo.6に向かわせたら、これから壮大な親子げんかが始まりますよ、と宣言しているようなものだ。
やれやれ、シーズン2を待つとするか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2013年1月17日
- 読了日 : 2013年1月17日
- 本棚登録日 : 2013年1月17日
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