いわゆる天使の文化祭 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2011年12月11日発売)
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本棚登録 : 889
感想 : 104
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キャラクター間のドラマよりは話の構成に凝っている小説、かな。謎解きの構造は複雑に仕掛けられているけれども、その動機が意外性に欠ける。
日常生活の中にファンタジー要素を組み込んだ物語を「エブリデイファンタジー」と呼んだりするが、それに倣って「エブリデイミステリー」と名づけたらしっくりくるかもしれない。
あと、主人公の高校生男子がやたらと女の子に好かれるという意味でハーレム系の要素も混じっているかも。
それからもう一つ、あとがきが明らかに時雨沢さんっぽい。時雨沢さんの方がキレッキレだけども。

同じ作者では動物園シリーズの方が好きだな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年9月20日
読了日 : 2013年9月20日
本棚登録日 : 2013年9月20日

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