分厚い本だが、あっというまに読める。もうこれはネーミングの勝利という感じ。
Bと言えば、バカ、B級などの言葉が直感的に浮かんでくる。
そして、多くの人が身に覚えがあったり、
身の回りで見る人間を思い浮かべたりして、
あいつはB層だな、などと密かに思う。
自分は違う、いや自分もそうかもしれない、などと大多数の人間の感覚に
訴えかける構成。
「バカの壁」と同じく、言葉のイメージ先行で広まったような気がする。
ちなみに中身も興味深く、民主主義の本質などは、
勉強不足の自分には新しい見方を教えてくれた。
ただ、過去の哲学者の言葉を例に、現代の政治家の矛盾を
細かく突っ込む部分は、すこしくどいかな。
そして、この本を読んでまたそれに染まるのにも注意したいものだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2013年12月5日
- 読了日 : 2013年12月5日
- 本棚登録日 : 2013年12月5日
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