乞食の子〔文庫版〕 (小学館文庫)

  • 小学館 (2006年2月7日発売)
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感想 : 6
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 06年、この本を偶然に本屋で手にしてしばらく立ち読みをしていた記憶がある。当時は新刊本で『乞食の子』とはいったいなんだろうと興味をもったわけだ。今回改めて文庫本を手に入れて読んでみた。

 内容はすさまじいの一言なのだ。ただ、現代に失われつつある家族の絆を強く感じるのが救いである。反面、物質的に満たされると人はどうして心が貧しくなるのだろう。そうでは無いとしたならば、心の高潔さは個人に由来するものなのだろうか。貧しさが故ではなく、例え有り余る物質を手に入れたとしても、清い心は持ち続けていたいものである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自伝・伝記・ノンフィクション
感想投稿日 : 2011年9月26日
読了日 : 2011年9月21日
本棚登録日 : 2011年9月21日

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