精神科編
「私は医師免許を取りたての頃
救急医療をやりたかったんですよ
眼科や皮膚科のように特定の部位の
専門家になるんじゃなく
人間の全身を見られる医者になりたかったんです
しかしね 救急で研修をはじめて
驚いたことがあるんです
運ばれてくる急患の3〜4割は
精神障害者だったんです
統計的には はっきりとわかりませんが
少なくとも私のいた病院では
自殺で運ばれてくる患者など
半数以上は精神障害者でした
どうして これほどに精神障害者が
運ばれてくるんだろうと思いました
救急患者の数を減らすためには
根本を変えるしかないと思いました
つまり 私にとって人を診るという事は
精神科医になることでしかなかったんです
精神科医になって20数年が経ちましたが
自殺を図る精神障害者は
今も跡を絶ちません」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2013年5月23日
- 読了日 : 2013年5月23日
- 本棚登録日 : 2013年5月23日
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