図書館で見つけた一冊になります。
昭和初期、青森を舞台にしたイタコさんのお話し。
当時の東北の日常を垣間見るようで、貧農への視座も興味深く。
これは雪に包まれている原風景、でもあるのでしょうか。
まつろわぬ「東北」の物語、松岡さんの言葉を思いつつ、しんなりと。
そのせいか、現世と常世の境界がどこか曖昧に霞むような、
そんな不思議な雰囲気も醸し出していました。。
といっても、生身の人間の悪意がトリガーではありますが。
なお、この昭和初期は、祖父の生きた時代でもあります。
続編が続くのであれば、そのうち大戦という「死」とも向き合うのでしょうか。
その描かれように、ちょっと興味が残ります。。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2013年7月4日
- 読了日 : 2013年6月30日
- 本棚登録日 : 2013年6月30日
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