元判事にして資産家本田の揺るぎない理性の光とそれを構築していた認識世界はある一言ですべて瓦解させられてしまう。神に愛され、本田も憧れた「宿命の人」は存在していたのか。こんなにも結末が予想を覆す展開とは思いもよらなかった。私も自意識の世界に固執しほんの少しの他人の「一押し」で精神世界を崩壊させられてしまうかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
純文学
- 感想投稿日 : 2017年2月2日
- 読了日 : 2017年2月2日
- 本棚登録日 : 2017年2月2日
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