判決前夜 ‐堀江貴文の日本バージョンアップ論

著者 :
  • バジリコ (2009年12月5日発売)
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感想 : 14
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最近WEBでよく見かけるホリエモンの本を読んでみました。
そういえば学生時代に「稼ぐが勝ち」って読んだなぁ。

本の内容はさらっと読めるくらい読みやすい。
同じような内容(にみえる)の本をいくつもだしてるとこをみると、
相変わらず稼いでるなぁという感じ。

内容については、
賛成できるかできないかは別として、
目からうろこの考え方が多い。

自動車産業を例に挙げて、

「実は多くの産業が、生きることとは本質的に無関係な余暇のために行われている。~~~~例えば、自動車製造業だって、すでにこれ以上車を作る意味は本質的にはないでしょう。今の日本車は50万キロ走っても壊れない。無理をして派遣工を雇ってまで、自動車産業が発展する必要は、人間の生存を考えれば必要ないことです。」

と主張し、「ベーシックインカム」の考え方を説く。

国民全員に一律一人5万円だか、8万円だか配るベーシックインカムは、
なかなか面白そうな仕組みと思うのだが、

何十年続いてきた社会の仕組みを根本から変えた場合、
学問では予測できない歪みがでて来る気がして恐いなぁ。


その他、ホリエモンの人生論が続くが、
合理的に書かれているし、おもしろかった。

彼は将来政治家になるのだろうか。
見てみたいような、恐いような。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2010年2月14日
読了日 : 2010年1月31日
本棚登録日 : 2010年1月31日

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