魔性の子 十二国記 0 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2012年6月27日発売)
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どこにも、僕のいる場所はないー。教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。次々起こる惨劇・・・心に潜む暗部が繙かれる、「十二国記」戦慄の序章。

「月の影~」の読後、本作がエピソード0として存在していることが分かり、慌てて読みました。

ずーっと面白い!!

異世界である十二国側から見た「月の影~」のファンタジーに変わり、現実世界からのホラーという視点。このリンクが堪りません。神隠しや異形、どちらが隠し隠され、何が異形で同形なのか。深い深い世界です。お気に入りのセリフは、『ーオマエハ、オウノ、テキカ。』。

次は、風の海へ☆

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小野不由美
感想投稿日 : 2016年4月23日
読了日 : 2016年4月16日
本棚登録日 : 2016年4月16日

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