<酔いどれ小籐次留書>シリーズ第8弾。
磐音シリーズを読んだばかりなので、この京からやってきた公卿関係の偽者騒ぎは「またこれか」と思ってしまうのねん。
ところで下衆なわたしは、おりゅうさんが攫われて何日か経ったわけだけども、色々と平気だったのかしらと思わずにいられない。
小籐次は一度もそれを心配しなかったなぁ。
男が、想い人を他の男に攫われたら、まずそれを心配してしまうと思うのだがな。
佐伯さんは、あまりそういう描写しないタイプなのね。
「御鑓拝借」の時も、小籐次が女郎宿行って「女と酒」を頼むけど、手を出さなかったもんね。
なんでわざわざその手の宿にきて、そして「女」を頼んで手を出さないのか、マジ謎。
それともアレ、そこはさらっと流しますから察してくださいよって事だった?
いや、意味わかんねーし。
綺麗な印象にしておきたいなら、最初から女を買わなきゃいいのでは。
綺麗に見せようとしているのに「そこは男の戦いに挑む前の心境として云々」は、ずるいと思うな。
ってそれは1巻の話でした。
おりゅうさんの側に居たのは、偽者の妻女だったけど、女として嫁として、それってどうだったんだろうなぁ。
おりゅうさんと小籐次の先行き、見守るべし。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2016年12月30日
- 読了日 : 2016年12月30日
- 本棚登録日 : 2016年12月30日
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