コバルトで書かれていた渡瀬さんのひさしぶりの復帰作。
「アルス」が結構面白かったのと、評判が良さげだったので読んでみました。
印象は、「古き良きジュブナイル小説」でしょうか。児童書のシリーズでも違和感ないかも。
オーソドックスな魔法世界で進む学園物なんですが、軽快な文章とキャラクターの掛け合いが面白くて、楽しく読めました。主人公のエミリアが、あまり今まで読んだことのタイプで、でもすごく好感が持てる性格で、素直に応援したくなりました。
ヒーローのラスもかわいいです。私的に使い魔バージョンにときめきました。終盤の熱い魔法バトルも良かったです。「銃姫」と「龍と魔法使い」を足して2で割った感じ? ところどころ既視感のある部分もあったけれど、のこりの伯爵の遺産も気になるので、続きが出たら買うと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アイリス文庫
- 感想投稿日 : 2009年12月14日
- 読了日 : 2009年12月9日
- 本棚登録日 : 2009年12月9日
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