ただ装丁の美しさだけに惹かれて読み始めた古本
初三島由紀夫だったが十分に読みやすい
強烈で繊細な世界観、無常観が漂う
連なる文章は装丁以上に端正で
流れるような美しさを放つ
自分の使う言葉と彼が描く言葉が
同一のものとは思えないくらい
例えるのなら、自分は木の小枝で土をがりがりと削り書いている、
彼は水をたっぷりと含んだ筆に、鮮やかな岩絵の具で艶やかに書いていく
それくらい…判然と違う
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2009年5月26日
- 本棚登録日 : 2009年5月26日
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