スウェーデンを含む北欧がなぜ福祉国家として世界的に評価されることになったか。その福祉システムの背景には、どのような明と暗があったのか。筆者は外交官としても現代の北欧に社会について、幅広い知識を我々読者に与えてくれる。少し説明すると、福祉と経済、そして我々の心理というものは実に密接に関わっているのである。介護医療の現場における心理、例えば介護疲れなんてものがあるだろう。では、「介護される」側にはそうした心理は展開していないのか。また福祉を拡張することによって国家における経済はどう変わって行くのか。それを考えさせられる本である。
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- 感想投稿日 : 2011年2月28日
- 読了日 : 2011年2月28日
- 本棚登録日 : 2011年2月28日
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